Apple M1チップ搭載Macの情報も出てきたので、もし今と同じDTM環境を構築出来るならどれにするか考えてみたいと思います。
基本スペック
MacBook Air | MacBook Pro | Mac mini | |
ディスプレイ | 13.3インチ、RetinaディスプレイIPSテクノロジー搭載、2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、400ニトの輝度 | 13.3インチ、RetinaディスプレイIPSテクノロジー搭載、2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、500ニトの輝度 | 無し |
CPU | Apple |
Apple |
Apple |
GPU | Apple |
Apple |
Apple |
メモリ | 8GB(オプションで16GBに変更化) | 8GB(オプションで16GBに変更化) | 8GB(オプションで16GBに変更化) |
ストレージ | 256GB(安いモデル)
512GB(高いモデル) ※オプション512GB、1TB、2TBも選択可 |
256GB(安いモデル)
512GB(高いモデル) ※オプション512GB、1TB、2TBも選択可 |
256GB(安いモデル)
512GB(高いモデル) ※オプション512GB、1TB、2TBも選択可 |
バッテリーと電源 |
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充電と拡張性 | 2つのThunderbolt / USB 4 | 2つのThunderbolt / USB 4 | 2つのThunderbolt / USB 4
USB-Aポートx 2 HDMI 2.0ポート ギガビットEthernetポート 3.5mmヘッドフォンジャック |
Touch Bar、Touch ID | Touch IDのみ | Touch Bar、Touch ID | |
外部ディスプレイ | 1台の外部ディスプレイで最大6K解像度、60Hzに対応 | 1台の外部ディスプレイで最大6K解像度、60Hzに対応 | Thunderbolt経由で接続した最大6K解像度、60Hzのディスプレイ1台と、HDMI 2.0経由で接続した最大4K解像度、60Hzのディスプレイ1台 |
価格 | 104,800円(税別)~ | 134,800円(税別)~ | 72,800円(税別)~ |
※スペック表は個人的に気になった所を抜粋しています。
今更ですがMacBook AirはRetinaディスプレイなんですね。
13インチのRetinaディスプレイ搭載のMacが10万円台前半から買えるとは。
あとMacBook Air、Proともに外部ディスプレイ1つまでしか対応していないようです。
M1搭載Macは、Intel搭載Macよりもディスプレイ数が1つ少なくなるようです。
MacBook Air、Proでデュアルディスプレイする場合、13インチのディスプレイを使用しないといけないことに注意して下さい。
拡張性について、Mac mini は接続端子全部使えばオーディオインターフェースやMIDIキーボード、外部ストレージを接続出来ると思います。
ただ、MacBook Air、Proは2つしかないので必ず拡張用の端末を買わないといけないです。
熱
今回の3ラインナップでMacbook Airがファンレス、13インチのMacbook ProとMac miniがファンが付いているようです。
Youtubeの動画からすると、Macbook Airは結構熱を持つようです。
その熱によってCPUクロックが下がり、動作が遅くなるようです。
また熱によりパーツの劣化速度も上がります。
M1搭載Macbook Airでは高度な処理が必要な作業には向かないようです。
逆に13インチのMacbook ProとMac miniはファンが付いているため、ある程度の熱に対しては大丈夫そうです。
コンパクトな構造ではありますが、Mac miniの方が熱に対しては優れているようです。
メモリ
まだ確定的な情報は得られていませんが、DTMで使用するならば16GBでも使用できそうな感じです。
8GBで動画をエンコードするYoutubeの動画などを見ていても、おそらくCPUがメモリ使用に対しても最適化されているような印象を受けます。
そして、M1搭載のMacはメモリはオンボードで増設が出来ません。
あとから足すということが出来ないのは頭の片隅に入れておきましょう。
現状
藤本健の”DTMステーション”で現状どれほど動作するかの検証が行われています。
オーディオインターフェースはUSBクラスコンプライアントだと基本的に動くみたいですね。
ドライバが必要なオーディオインターフェースは現状動かないと思った方が良さそうです。
各DAWソフトは”Rosetta 2”という標準で付属するエミュレーターソフトによって動作します。
ただ動作のもっさり感は否めないようです。
各メーカーが新OS「Big Sur」と新しいCPUのM1への対応を順次行ってくれれば、快適な動作環境が実現出来そうな予兆はありますね。
あと数か月は様子を見ながら待ってみましょう!
新機能
M1 CPUが搭載されたMacは、iOSのAppも何個か使えるようです。
藤本健の”DTMステーション”からすると、bs-16i、DXi FM synthsizerが動作しているようです。
iOS用の面白いシンセサイザーなどがMac上で動くとなると
iOS版GaragebandのAudio Units拡張機能で追加した外部音源が、MacのGaragebandでそのまま使える可能性もあります。
今まではデータの引継ぎに限界があったためiOS版Garagebandは簡易的にしか済ませられませんでしたが、
これが実現すればiOS版で多くの作業をほぼ終わらせて、Macで最終チェックをすることが出来ます。
このお陰でiOSのGaragebandの使い勝手が良くなる可能性がありますね。
まとめ
ソフトウェア関係で現状と同じような環境が構築できるとなると、Mac miniストレージが512GBを選び、メモリ16GBに増設すると思います。
Intel搭載Mac miniのスペックをほぼ同じ構成にした場合(ベンチマークはM1搭載Macの方が上)。
Intel搭載Mac mini | M1搭載Mac mini | |
CPU、チップ | Core i7 | M1 |
メモリ | 16GB | 16GB |
ストレージ | 512GB | 512GB |
価格 | 152800円(税別) | 112,800円(税別) |
税抜きで価格差が約4万円なので、お得にMac miniが買えることになります。
一応、13インチMacBook Proでも同様なスペックにしたらどうなるか計算してみましたが、金額としては174,800円(税別)となり、Mac miniとの価格差約6万円以上の価値を見出せないという結論から自分の中では13インチMacBook Proの選択肢は無くなりました。
またThunderboltが2つしか無いので拡張用の端末も必要になりますし、お金もかかります。
あと、外部ディスプレイが1つしか出力できないのは不便利だと思います。
以前にMacBook Proの15インチに外部ディスプレイを繋ぎMacBook Proをサブディスプレイ代わりに使っていましたが、
MacBook Proをディスプレイとして置くための位置決めに難航しましたし、15インチは結構小さく感じました。
約6万円という価格差ならば少しお金を出して、家用にM1搭載Mac mini、外用にM1搭載Macbook Airという組み合わせも良いと思います。
個人的に考えてるのは、Macbook Airにサーキュレーターでガンガン風を送って冷やせばメイン機で使えるんじゃないかな?って思ってます。
上位機種だと他のM1搭載Macと同じチップ積まれていますし、可能性はある気がします。
あと情報を集めていると、Pro志向の次世代のM1系チップ搭載のMacも近々出るんじゃないか?という噂もあります。
各メーカーの対応も今までとは違い早いようなので、もしかしたら安定した動作が報告され始めたぐらいのタイミングでPro志向の次世代のM1系チップ搭載のMacも出る可能性があります。
これ以上の性能があるチップってどうなるんですかね?w
楽しみです!
現状ではDTM環境を構築する上では安定していないので、情報を集めつつ購入タイミングを伺おうと思います。
※M1搭載Macbook Airを購入することを決意した記事も書きました。
何かの参考になれば!
ではでは!
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