【初心者に戻ってDTMを始めるならシリーズ】第4回目!
今回は「MIDIキーボード」について話をしていこうと思います。
MIDIキーボードは必要?
ピアノを弾けない人には必要ない感じもしますよね。
個人的には必須ではありませんが「あった方が便利・作業が捗る」と思います。
ピアノが弾けなくても「ドラムの打ち込み」「メロディーを考える」「シンセの音確認」などあると便利なことが多いので個人的には買うのをオススメします。
「ドラム打ち込み」もマウスで打つのも良いですが、頭にイメージする音を自分のタイミングで打ち込むことが出来ます。
「メロディーを考える」時にイメージを形にしやすいですし、適当に鍵盤を触っているだけでフレーズが浮かんでくることもあります。
「シンセの音確認」もマウスよりは鍵盤の方が個人的にはやりやすいです。
一応、MIDIキーボードが無くてもDTMは行えますが検討してみる価値はあると思います。
鍵盤について
「MIDIキーボード」と言っても「鍵盤の数」「鍵盤の種類」「タッチ感」など色々な種類があります。
それらの条件を絞るのに「ピアノが弾けるか弾けないか」というのが重要になってくると思います。
ピアノが弾ける人はピアノのフィーリングに近い方が弾きやすいかも知れません。
ピアノが弾けない人はMIDIキーボードを割り切って使う方が良いかも。
オススメの仕様は
ピアノが弾ける人
ピアノが弾けない(弾く予定の無い)人
簡単にMIDIキーボードの鍵盤の数・種類・タッチなどを説明していきます。
鍵盤数
一般的に、25、32、49、61、73、76、88鍵盤のものがあります。
88鍵盤が本物のピアノと同じ鍵盤数です。
鍵盤数が多くなると横幅が大きくなりスペースを取ります。
作業スペースを広く取れない人は鍵盤数が少ないものを検討すると良いと思います。
余談ですが、少ない鍵盤は88鍵盤をカバーする為にトランスポーズという機能を使います。
トランスポーズを上げ下げすることによって、88鍵盤のどの範囲に任意の鍵盤の範囲を置くイメージです。
そこから生まれるデメリットとして、
「トランスポーズをするという作業が増える」
「どの位置の音を弾いてるか分からなくなる時がある」
というのがあります。
種類
鍵盤の種類に「フル鍵盤」「ミニ鍵盤」というのがあります。
フル鍵盤は、いわゆる普通のピアノの鍵盤の大きさです。
ミニ鍵盤は、普通の鍵盤よりもコンパクトになっています。
その分スペースを小さく出来ます。
弾き心地を優先するなら「フル鍵盤」、スペースを優先するなら「ミニ鍵盤」を選びましょう。
鍵盤の重さ・感覚
鍵盤の重さ・感覚には「普通(無記載が多い)」「ウェイテッド」「セミウェイテッド」があります。
「ウェイテッド」が、グランドピアノなどの実際のピアノの鍵盤の重さに近づけたものです。
「普通(特徴として無記載)」の鍵盤が、鍵盤に特に重さを感じず、機械的にスコスコと鍵盤が動くものです。
「セミウェイテッド」が「ウェイテッド」と「普通(特徴として無記載)」の間の重さになっています。
上記からすると、「ウェイテッド」の方が良さそうに感じますが、ピアノを弾ける人以外はあまりオススメしません。
理由は「鍵盤が重いと連打がしにくい」「疲れやすい」
「ウェイテッド」の場合、ドラム打ち込みをする時に鍵盤の重さが邪魔になってきます。
打ち込むタイミングが思ったよりも遅くなったりする時もあります。
慣れてないと鍵盤の連打が難しいです。
そして、鍵盤が重いので長時間の使用は疲れが出てきます。
「普通(特徴として無記載)」「ウェイテッド」でどれか迷う人は楽器屋さんなどで軽く触ってみると感覚の違いが分かると思います。
それを踏まえて、個人的に
上記がオススメです。
ツマミやパッドの有無
MIDIキーボードに沢山のツマミやパッドが付いているものがあります。
それらが付いていることによって、シンセの音作りやサウンド変化を楽しめたり、パッドでドラムも打ち込みことができます。
それらの有無…
一番の理由が「故障のリスク」。
ツマミやパッドを使っていなくても…むしろ使っていないのが原因かも知れませんが、突然壊れることがあります。
自分も以前に突然壊れて焦りました。
そして、ツマミやパッドがある分MIDIキーボードの幅・大きさが大きくなります。
作業スペースに余裕がある人なら良いとは思いますが、スペース無いが人の場合MIDIキーボードを置くために色々試行錯誤しなくてはならなくなります。
ツマミやパッドは必要なら後から買い足して拡張することも出来ます。
以上のことより個人的には無い方がオススメです。
次におススメのMIDIキーボードを何個かピックアップしてみました!
参考になれば!
オススメのMIDIキーボード
KORG ( コルグ ) / nanoKEY 2
作業スペースが狭い人におススメです。
特にMIDIキーボードの持ち運びを考えてる人には特に。
軽いし壊れにくい。
ただ、持ち運びを考えないならmicroKEY2の方が良いと思います。
鍵盤部分がボタンなので音の強弱を付けるのは難しい(一応出来なくはないけど)
バンドルソフトもオススメです!
KORG ( コルグ ) / microKEY2-25
作業スペースが狭い方に一番のオススメです。
ピアノの弾き心地まではいきませんが、鍵盤を弾いてる感を味わうことが出来ます。
音の強弱ももnanoKEY2よりも付けやすいです。
割り切って使える鍵盤MIDIキーボードという感じ。
ピッチベンドとモジュレーションホイールがジョイスティックというのは少し壊れる懸念がありますが。
こちらもバンドルソフトもオススメです!
M-AUDIO ( エムオーディオ ) / Keystation49 mk3
定番のフルサイズのMIDIキーボード。
価格もお手頃なので低価格で49鍵以上のフルサイズのMIDIキーボードが欲しい人におススメ!
88鍵のみセミウェイテッド鍵盤。
低価格の88鍵盤のフルサイズMIDIキーボードを探しているピアノを弾ける人はこちらを検討してみても良いと思います。
NEKTAR ( ネクター ) / SE49
近年、鍵盤のクオリティーが高いことなどで有名なメーカーNEKTAR ( ネクター ) のMIDIキーボード。
今回紹介しているMIDIキーボード以外にもノブやパッドが付いたものが多数あるので、好みのMIDIキーボードが見つかりやすいメーカー。
M-AUDIOよりは少し価格が高くなる感じはありますが、鍵盤のクオリティーを上げたい人におススメ。
ROLAND ( ローランド ) / A-49
音響・楽器の老舗ROLAND が出しているMIDIキーボード。
引き心地・使い勝手で結構人気のあるロングセラーモデル。
「D-BEAM」というセンサーによってバロメーターを操作も出来るので色々面白い使い方も出来ます。
Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE KONTROL A49
Native Instruments製品との連携がスムーズに行えるKOMPLETE KONTROL Aシリーズのキーボード。
上位のSシリーズの簡易版。
付属ソフトなどはフルのKOMPETEと比べるとオマケのような感じ。
自分も使っています。
鍵盤の弾き心地は今まで一番好きな感じです。
弾いてて楽しい感じ。
ただ、KOMPLETE製品との連携をしない人には少しコスパが悪いかも知れません。
Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE KONTROL S61 MK2
Native Instruments が出しているMIDIキーボードの上位モデル。
付属ディスプレイがカラー、ガイド用のライトが付属、付属バンドルソフトがKOMPLETE SELECTなど色々特徴的なことがあります。
鍵盤の質も良いようで、多くのトラックメーカーが使用しているのを良くみかけます。
質の良いMIDIキーボードを欲しい方はこちらも検討してみて下さい。
まとめ
以上、MIDIキーボードの選び方でした。
個人的には
ライトに使いたい人
ガッツリ弾きたい人
上記をオススメします。
ライトに使いたい人は、最初はMIDIキーボードへの投資は控えめで良いと思います。
他の所でお金を使いましょう。
逆にガッツリ使いたい人は、高くても良いものを買うのをオススメします。
おそらく一番触る端末になってくるので、ここの質が悪いとストレスになってくることが予想されます。
余談ですが、MIDIキーボードを買った時に付いてくる「バンドルソフト」が意外と使えるソフトが入っているのである程度触れるようになったら使ってみて下さい!
DTMを始めた時は設定とか意味わからない事が多いと思うのでスルーしても良いと思います。
ただ、少し慣れてきて「外部プラグインを導入したい」と思った時に使ってみることをお勧めします。
特にKORG製品を買った時に付いてくる「KORG Software Bundle」はオススメです!
何かの参考になれば!
ではでは!
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