前回に引き続き、今回は「スピーカー・ヘッドホン」を選んでいきます。
【初心者に戻ってDTMを始めるなら】シリーズの記事はこちら
![](https://morimori-banndo-rock.com/wp-content/uploads/2018/07/pc_dtm_samune-160x90.jpg)
![](https://morimori-banndo-rock.com/wp-content/uploads/2022/10/audio_interface_samune-160x90.jpeg)
スピーカーかヘッドホンか?
まず最初に「スピーカー」「ヘッドホン」どちらににするか。
それぞれ得意なこと苦手なことがあります。
それらを吟味しながらどれにするかを判断しても良いのですが、そもそも以下が重要になってきます。
音量の大きさで音の聞こえ方は変わってきます。
特に低音は音量を上げないと聞こえにくい。。。
低音を聞くための音量が結構爆音に近くなったりするので上記のことに注意しましょう。
「周りに迷惑をかけないこと」はDTMを続けていく上でも重要です。
そして、
スピーカーよりも音を近くで聞けるのでノイズチェックや変な音の飛び出しが無いかなどをしやすいです。
ヘッドホンの密閉型、開放型、セミオープン型
ヘッドホンには「密閉型」「開放型」その中間に位置する「セミオープン型」があります。
「密閉型」は遮音性があるので外部の音が聞こえにくく、外にも音が漏れにくいです。
「開放型」はその逆で、外部の音が聞こえ、外にも音が漏れます。
「セミオープン型」はその中間。
これは音質にも影響するらしく、
「密閉型」が音の密度が高く、低音が聞こえやすい
「開放型」は広い空間で聞いているような感覚で、中音から高音が伸びやすい
「セミオープン型」はその中間のようです。
DTM作業をする環境にもよりますが、とりあえずは密閉型を買う方が良いかも知れません。
密閉型でないとボーカルレコーディングでモニターしている音が漏れます。
一般的には開放型の方がミキシングもしやすいと言われています。
慣れてきて少し違ったミキシングを試したい時に開放型を使ってみると良いかも知れません。
スピーカーを選ぶ基準
個人的に「小型」「小出力」のスピーカーは避けた方が良いと思います。
理由は低音の再現性が低いから。
スピーカーの口径が小さい・出力が弱いとその分低音が弱くなります。
ただ値段が高い機種だとそこを技術でクリアしてきてるものあります。
どの商品を選ぶか
もちろん「フラットな音質特性」「解像度が高い」など色々な要素も重要です。
ただ一番重要なのは「スピーカー・ヘッドフォンに慣れて、音の基準を作ること」
その上で「ベストセラー」「定番」は業界の人や他の人が良いと購入されているものなので、ある程度信頼して購入しても良いと思います。
音の好みはあると思うので、サウンドハウス・Amazonなどのレビューを見ながら選ぶとなお良いと思います。
定番と言われるスピーカー・ヘッドフォンを何個かピックアップしてみました。
参考にしてみて下さい。
スピーカー
PRESONUS / Eris E3.5
![](https://morimori-banndo-rock.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/ab94a32cf9e39ba8e4a8a1c1ab637f7d.png)
Studio Oneで有名なPRESONUSから出ているモニタースピーカー。
低音が80Hzまで出ないのが少し物足りませんが、モニタースピーカーの入門として必要十分の性能を持っています!
JBL / 305P MKII
![](https://morimori-banndo-rock.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/e453155627bae91cba116de06f35a17d.jpg)
JBLから出ている低価格帯のモニタースピーカー。
しかし、音のクリアさが高く、聞く位置が少々ずれても定位感もズレにくく使いやすいモニタースピーカーです。
評判も良いです!
YAMAHA / HS5
![](https://morimori-banndo-rock.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/6d00b0c8df10a5c468fa7816db5d4d2b.jpg)
定番モニタースピーカーの1つ。
クリア且つフラットな音質でモニタースピーカーとして最適な1台です。
YAMAHA / MSP3A
![](https://morimori-banndo-rock.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/cd2ade2d126333b8b101b8d75149c190.png)
こちらも定番のモニタースピーカーの1つ。
HS5よりもコンパクトな分低音が弱くなりますが、こちらもフラット且つクリアな音質。
作業スペースが狭い場合は、HS5よりもこちらの方が良いかも知れません。
ヘッドフォン
AKG / K240 Studio
1万円台を切る価格帯で一番評判が良いヘッドホンかも知れません。
そのままでもある程度の解像度がありますが、ヘッドホンケーブルを変えると更に変化が楽しめる1台です。
SONY / MDR-7506
![](https://morimori-banndo-rock.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/ea66c7894d916a346f7cd678ac3fc750.jpg)
MDR-CD900STは赤と黒のカラーリングですが、こちらは青と黒のカラーリング。
MDR-CD900STよりは低音も聞きやすく、フラットに近いバランス感があります。
宇多田ヒカルさんが使用で有名でもありますね。
AKG / K271MK2
K240 Studioよりも音質のフラット感や定位感が良くなったヘッドホン。
K240 Studioとはまた違った良さがあります。
YAMAHA / HPH-MT8
![](https://morimori-banndo-rock.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/3a59a9d915d1580e394998c46ad8bc59.jpg)
少し値段は高くなりますが、今回一番オススメしたいヘッドホン!
フラットな音質・定位感はもちろん良いです。
そして、色々なレビューで悪い評判をほとんど聞かないヘッドホン。
個人的に次にヘッドホンを買うならこれを買う予定です。
ヘッドホン番外編
SONY / MDR-CD900ST
![](https://morimori-banndo-rock.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/42a974fe197efec3e294229dbed4b931.jpg)
こちらもモニターヘッドホンとして定番になっていますが、楽曲制作やミックス・マスタリングはしにくいかも知れないの、オススメからは外しました。
音が近くに聞こえるので定位感や音の距離を感じにくく、低音が弱くハイ上がりの音質なのでミックスの際のEQのバランス取りはしにくいと思います。
ただその音質の特徴から、変な音の飛び出しやノイズ探しに関してはこのヘッドホンはやりやすいです。
まとめ
ヘッドフォン・スピーカーも思った以上に種類があります。
ちなみに、今回ピックアップした商品以外にも良い製品もたくさんあると思います。
ただ最初は何を選んで良いのか分からない。
なので最初は定番を購入して「一般的な基準」を感じてみるも良いと思います。
そこから、自分の個性を出して尖った製品に手を出すのも良いと思います。
個人的に、スピーカーは「JBL / 305P MKII」
ヘッドホンは、「YAMAHA / HPH-MT8」
上記がおすすめです!
何かの参考になれば!
ではでは!
※コメント欄ははこちら