どうもMr.Kold(@kold_beat)です!
今回はAKG K240 Studio、SONY MDR-CD900STの比較レビューをしていきます。
まず注意点です。
両方のヘッドホンのパーツを少し交換しています。
●MDR-CD900STはイヤーパッドを交換。
●K240 Studioはケーブルを交換しています。
純正同士の比較では無いのでご注意下さい。(音の方向性とかはあまり変わっては無いと思います)
交換したパーツ等については、過去の記事を参考にして下さい。
結論
まず結論から書きます。
”比較レビュー”と書きましたが
個人的に「立っている土俵が違うヘッドホン」と思っています。
その為、基本的に下記のような使い分けを行っています。
●トラック作る時はAKG K240 Studio
●ミックス・マスタリングはSONY MDR-CD900ST
上記のように使い分けを行っている理由はそれぞれに以下のような特性を感じているからです。
■AKG K240 Studio
・高音よりは低音を聞き取りやすい。
・音場まで距離を感じる。
・音の解像度はまあまあ。
■SONY MDR-CD900ST
・低音よりは高音を聞き取りやすい。
・音場が近い。
・解像度が高い(特に中音から高音にかけて)
AKG K240 Studioは低音が聞き取りやすく、音場も遠いので聞き疲れがあまりありません。
ただ、中音、高音のノイズを逃してしまったり、リバーブの効き具合が分かりにくいことがあります。
逆にSONY MDR-CD900STは細かいノイズを見つけやすかったり、リバーブの効きが分かりやすいです。
ただ、たまに聞き疲れがあります。
音場が近いからかも知れません。
上記のことを踏まえ2つのヘッドホン使い分けています。
一般的に、耳を馴らすために(自分の中の基本を作るために)1つのヘッドフォン又はスピーカーで作業した方が良いとよく言われます。
耳を馴らすためにMDR-CD900STでトラック作りもした方が良いと思います。
しかし、上記の特性からトラック製作時にテンションが上がりくにい時があります。
K240 Studioは音場との距離もあるので聞き疲れはあまり無く、
解像度もある程度高いので、トラック作りはしやすいです。
ただ、音作りや音のチェックを行うときはMDR-CD900STを使うようにしています。
MDR-CD900STでチェックを行っておけば、制作時に音の周波数のバランス、ノイズ等を発見出来るので、
後々のミックス・マスタリングでやりやすくなるからです。
装着性
装着性で2つを比較した場合、K240 Studioの方が良いです。
K240 Studioの方が長時間付けてられます。
MDR-CD900STは途中で少し休憩入れたくなる時があります。
MDR-CD900STの装着性が悪いとかではなく、比較したら上記のように少し差が出るといった話です。
あと、自分は眼鏡をかけていますが、両方とも眼鏡が当たって痛いということは今のところありません。
まとめ
個人的に下記のようなイメージ作業しています。
●K240 Studioはスピーカーを鳴らして作業しているイメージ
→全体的なバランス、低音の出方、音楽的な気持ち良さをチェックする。
●MDR-CD900STはヘッドホンを鳴らして作業しているイメージ
→ノイズや変なピークが出ていないか等の細かいチェックする。
ちなみに
「AKG K240 StudioとSONY MDR-CD900STのどちらを買った方が良い?」
という質問をされた場合、
”SONY MDR-CD900ST”の方を推します。
AKG K240 Studioの方は、良いヘッドフォンやスピーカーを鳴らせる環境で代用できそうなのですが、
SONY MDR-CD900STの方は代用品があまり無いと思います。
ただ、
初めてのヘッドフォンを買うならAKG K240 Studioの方が良いかも知れません。
初めからSONY MDR-CD900STでトラック作りやミックス・マスタリングをすると、自分の音に満足いかなさ過ぎて挫折しそうな気がします。
というわけで、今回は、「定番のモニターヘッドホン AKG K240 Studio、SONY MDR-CD900STの比較レビュー」でした。
レビューについて個人の主観が入ってますのでご了承下さい。
ただ、2つとも定番と言われるだけあって良いヘッドフォンです。
どれを買っても基本的には損はしないと思います。
何かの参考になれば!
ではでは!
サウンドハウス:SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン
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