どうもMr.Kold(@kold_beat)です!
ダンス・ボーカリストの **宮瀬カイト** の新作EP「From…」の制作に、
作詞・作曲・編曲・ミックス・マスタリングで参加しました。
今回は、プロデューサーとして関わった視点から、各曲の制作過程を少しだけ紹介します。
■ Close to
この曲、実は昨年(2024年)の「LINK」というイベントの後に制作していた楽曲です。
ただ、当時はレコーディングの段階でカイトの声がトラックに馴染まず、一度リリースを見送っていました。
1年後、彼のボイストレーニングが進み、「もう一度歌いたい」と言われたのをきっかけに再挑戦。
再プリプロで歌を録った瞬間、「あ、ハマったな」と感じました。
以前よりも声の艶や息づかいに色気が出てきた印象です。
ちなみに、イントロとサビに入っているボイスサンプルは「Rain」と同じ素材。
作品間のつながりがあるのか…そこは聴く人にお任せします。
■ neon
この曲は「カイトに思い切り踊ってほしい」というイメージからスタート。
90年代のHipHop/R&Bを意識しながら、グルーヴを最優先に制作しました。
ヒット音を入れて華やかさを出したり、ギターカッティングでビートを支えるようなアレンジをしています。
ボーカルディレクションでは「クールに歌って」とお願いしたものの、
最終アレンジでは思った以上に派手に仕上がって、本人に軽くツッコまれました(笑)。
この曲もレコーディングを2回行い、リズムの取り方をかなり詰めました。
ボーカルのノリが全体の完成度を左右するタイプの曲なので、
結果的に彼のリズム感が一段階レベルアップしたと思います。
■ 道
「道」はこれまでと逆の制作プロセス。
カイト自身が書いた歌詞をベースに、そこからトラックを組み上げていきました。
普段はトラックの雰囲気に合わせて詞を広げるスタイルですが、
今回は“彼の言葉をどう響かせるか”を第一に考え、
メロや構成はあえてシンプルに。
歌詞がストレートだからこそ、アレンジも余計な装飾を削ぎ落としました。
■ まとめ
この「From…」は、カイトのボーカル面・表現面の成長が色濃く出た作品になりました。
特に声のコントロールやリズムの乗せ方は、1st Mini Album「Prologue」と聴き比べると明確に進化を感じれると思います。
プロデューサーとして、アーティストの“変化”を音で記録していけるのは本当に面白いです。
これからの作品でも、彼の進化とともにトラックもアップデートしていけたらと思います。
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🎧 **EP「From…」は各配信サイトで配信中です。**

ぜひ聴いてみてください。


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